【歌】＃4

タイトル：ラストシューティング

作詞：河野　洋

作曲：？？？

いつもの黒を瞼まで纏い　見慣れた地図　決められた道

託されたものも　託すものも無く　果てで嗤う獣共

私を横目に落ちた者達は　灯り消える中　何を見ただろう

波ひとつ立たぬ暗闇の凪　同じ明日の為　目を瞑るのに

夜は耳残る竜の咆哮　持たない筈の命が叫ぶ

模造の朝日をいざ砕かんと　猛る炎と砥ぐ爪の夢

大事にし過ぎた故に敵となり　自ら磨いた刃に刺され

ぬるま湯が流す涙と血さえ　惜別の情も湧かぬままに

衆目は終わりを迎える為か　己の声を思い出す為か

形骸と化した汚れた体　隙間もない程　詰め込まれた白

夜は甘く穏やかな懐音　君だけが聞いた影の悲鳴

背を向けても轟く痛みは　いつか報いが訪れるのか

波ひとつ立たぬ暗闇の凪　違う明日の為　目を開く時

夜は君の絵見入るひととき　薄れぬ色彩で描いた末路

身を幾万に引き裂いてでも　守り抜くと決した者へ

ヨルハ　クチズサム　イニシエノウタ

祈りも届かぬ遥か昔から　願い続けた涙の跡

銀河に鎮座す嘲り目掛け　狙い続けた神の的

人形の私に生まれた命　触れなくても　確かに　ここに

胸を打つ声は届いていたから　震えた心がその証だから