【歌】#6
- 河野 洋
- 2024年2月13日
- 読了時間: 1分
アタイアを辿って
作詞:河野洋
作曲:???
ああ神様 救いの手を差し伸べるのは
救う価値のある人だけなのですか
過ちの声は 産声と共に
私の意思なく着せられたもの
夢を追う人の数だけ資格は
用意されていなくて
きっと願いは叶うからと
呪いの様に呟き続けた
いつか消えてしまうのなら
希望など捨ててしまえばいい
誰の栄光もやがて散るものと
卑屈を毛布に今日も目を閉じた
宛てなく過ぎた時間は恥となり
見つからないよう必死に隠した
求めているものは分かっていたのに
求められないのも分かっていたから
いつか消えてしまうのなら
希望など売ってしまえばいい
はした金でも命を繋ぐ
明日の餌に代わってくれる
見上げれば泥を溢したように
行く手を阻む暗雲の層
この身に何を望むのだろう
ささやかに残る温もりも
魂を削ぐ日々の痛みも
苦しみぬいた末に
すべてが無くなるなら
いつか消えてしまうのなら
絶望など鼻で笑えばいい
下らなさが蔓延ればこそ
恐れるものなどないでしょう
いつか消えてしまうのなら
消したい過去も恥ではない
常に消えゆく今だから
生まれ変わるのも常に今
思い残しのないように
どうか どうか気をつけて
知っていた筈 その身に纏うのは
過ちではなく 旅立ちの服
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